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わたしが取っていたフレスコの授業、実際は1年間コースです。1年間掛けて、練習して、展示用の作品を作ってゆくという授業内容だったのですが、私は半年間の在籍のため、最低限の基礎のみを学んだと言った感じです。
後半の夏学期からは大きい物を作成する練習もあるのですが、私は参加できません。ああ、

何度も教授には伝えてあったのですが、彼女すぐ忘れてしまうのですよね、先日私がハンブルクに出発する事を伝えたら、じゃあ展示用の作品は作らないの?今だんだん楽しくなって来た所だったのに、残念ね、って。そうとっても残念なのです。そんなふうにお別れの挨拶をして来ました。
その数日後にペンナッキア教授ですね、私の作品のモンタージュを作ってメールで送ってくださったのです。
フレスコ絵画の練習は、その都度、前回描いた古い層を壊して、その上にまた新しい層を作り描いて行くので一回一回練習作品の記録写真を取っているのですが、それを材料にされたようです。
ほんとう言葉の不自由な私を根気づよく面倒見てくださって、大感謝です、半年でも受講したかいがあったなーとうれしくなりました。これからハンブルクでは材料の面で不自由すると思いますが、なんとか代用品などをさがして試していこうと思います。
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by rondine11 | 2011-03-25 18:04 | 学業
念願のフレスコ終に最終作業までこじつけました!
一応知っていたのですよ、それにしても、ああ、なんて、、、


手間のかかる技術!



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(川砂を粒子の大きい物、小さい物に分けるためふるいにかけます)




下地のアリッチョ2層を先週2日掛けて作ってから、一週間たちました。下地を作るのとほぼ同じ作り方で着色層イントナコを作ります。砂と石灰クリーム、大理石の粉の配合が今回は大分ちがうのでうんときめ細かな感じ。材料を練り合わせて、層をのせました。平にのばして表面を少し落ち着かせてから準備しておいた下書きを写して、、、ふうーここまでで時間と体力を大分つかいましたねえ。
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(ちょっと 左官屋さんみたいな作業です)


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(下書きを写します)


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そして終に着色作業!!
使用する色のピグメント(顔料)をよくませてから水で溶きます。
フレスコ画の特徴に保存性が高いのと発色が良いと前回書きましたが。その色の透明性のある美しさもポイントなのです。その点が私の場合は模様が小さいということもあって、部分的にかなりピグメントの濃度が濃くなってしまい、とっても厚ぼったく重たい感じになってしまいました。なんだかアクリル絵の具で描いたみたい、、、
一度色を乗せたらごまかしとやり直しがきかないので、失敗してもそのままです。

なんだか想像していたのと全然ちがうー。

自分で言うのもなんですが、私そんなに不器用な方じゃあ無いと思っているのですよ。
しかしー いやぁー
 だからー ちょっとーいやぁー   
結構 がっかり。

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まあて初めての経験と言う事もあるので、次回に頑張りましょう!と16時に教室を後にしました。朝の9時半から休憩無しの6時間半の作業。教授も同じ様に休み時間無しで生徒の面倒を見ているわけですが、ぴんぴんしていて驚きです。わたしなんかもうぐっったり。

それにしても私これがやりたくてイタリアまで来たのですよ。まあ第一回目はこんなもんでしたが、どんどん練習してこのテクニックが自分の作品を作る時なんだかの形で上手く生かせるようになればいいなあ。

次回も頑張れるようにFassiでエネルギー供給。

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by rondine11 | 2011-01-29 21:25 | 学業
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今日のアトリエと透明水彩による下絵


教会とジェラテリアに入り浸ってばっかりなわけではなくて、
学校ちゃんと通っているのですよ。
昨年はフレスコ画のコースは2週間に一回の理論の授業のみであまり進展が無かったのですが、今年に入ってからは毎週実習の授業が入るようになりました。
といっても今日はまだ二回めです。


フレスコ画は塗り立ての漆喰に水で溶いた顔料で描く画法です。発色が良いのと耐久性があるのが特徴。

一般的な絵の具ですけど何らかの接着材が混ぜてありますので、それによって色は紙に定着するのです。しかしフレスコ絵画では漆喰の原料の石灰が乾燥する段階で起こす結晶化現象という化学変化によって色が定着します。

そんなわけで漆喰が乾燥する前に作品を仕上げなければならないため、時間配分や下準備をしっかりしておかないといけません。

下絵としては実際描かれるものと同じ大きさの鉛筆画、これは後で漆喰にトレースする時に使います。
それと、少し小さめ(実物の大きさにもよりますが)で透明水彩、またはテンペラで着色した下絵。これを見ながら漆喰への着色作業をします。

私たちが今行っている作業は下絵と漆喰層を乗せる下地素材の準備。
出来上がった下絵に改良点があるかどうかを教授と相談するのですが、私の下絵ですね、女性の後頭部とコスマティ模様の2つの作品のコンポジションからなっています。

私は女性の後頭部を右側にそして模様を左側に配置したのですが。教授は即座に

「重点が右側にあるのは見栄えが悪いから、頭部を左側に持って来てみてはどうかしら?」

とおっしゃいました。

ちゃんと吟味したのですよ、私としては右側に重みがあった方が自然と思っての判断でしたが、、、

ここで思い出したのがハンブルグの学校で絵画、絵画論理の授業を受け持っているアーヒム先生が、ヨーロッパでは本は左から始まるし、左から読んで行くけれど、アジアでは、伝統的には右から始まるでしょう、どうなのかなあ、これも絵画鑑賞、ものの見方に関して当てはまるのでしょうか、という質問のような疑問を授業中していたのですよね、なぜかと言うとヨーロッパの絵画が黄金比率に沿って書かれている場合が多いのに対してアジアの絵画はそうではない、と言う所から出た疑問です。

今日ペンナッキア教授が私のコンポジションに対してした意見から考えると、あーやっぱりこっちの人と、私たちの間には見方に違いが有るのかも!って思ったのです。
まあ私一人の経験で他で比較した事がないので実際どうかは解りませんけれど、、、

うちに帰って来てからスカイプでプーさんにも意見を聞いてみましたが、かれもやっぱり左側に頭部、右側にコスマティ模様の方が絶対にバランスが良いと言ってました。

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キャンバスボードに油彩

どうでしょうか?
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by rondine11 | 2011-01-22 03:12 | 学業