カテゴリ:読み物( 6 )


Arbeit und Strukturー仕事とストラクチャー

なんてタイトルちょっと実務本とか自己啓発本みたいですが、、、

内容は生きる事と死についての本です。

著者は Wolfgang Herrndorf  ヴォルグガング へルンドルフ。

ここ数年の売れすじ若手作家であったのですが、昨年の夏にピストル自殺によって亡くなった方です。

作品は彼のブログ記事で、2010年に脳腫瘍を宣告されてからかき始め、2013年8月に亡くなる直前までのものがまとめられています。

自分の死がいつ来てもおかしくない状態では有りますが、かなり冷静に日々の様子を綴ってあります。すこし軽い感じに、また、淡白に書かれてはあってもやはり病状の進行とともに、悲しくなるような現実が見えます。


病気の宣告の後にピストルを購入し、いつでも自由(死)になる事の出来る状況という選択肢を作ってその日まで書き続け、遺言として一冊の本として出版されました。


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どちらかといったら自分からは手に取らないであろう本、日記形式で、簡単にかいてあるからとのことで職場のシェフからたまたまクリスマスプレゼントとしていただいたのです。

しかし厚さが、、、

それはともかく、人間年をとっても若くなる事ありませんからねえ、それに、何時というのも基本的に自分の意思ではどうにもならない事ですし、ここ数年考える事の多いテーマなのでじっくり読んで行きます。


インターネットで調べたらブログまだ有りました。

興味の有る方、アキーブから過去の記事を見る事ができます。

http://www.wolfgang-herrndorf.de


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こちらは日が短くなる一方で、夜があまりにも長くなって、頭がおやすみなさい信号を午後5時くらいに出し始めているようなきがします。

寒くて暗い冬突入。お家で出来る事は、、、読書!

それでですね、今一生懸命読んでいるのはダイ シージエの'小さな太鼓たたき' 。


実はこの本、昨年のクリスマスにプーさんのお母様から頂いたもので、おすすめ理由には バルザックと中国の小さなお針子 が良かったからどうかなと思って とのことでした。

これまでの所『どうだった?』なんて聞かれなかったのを良い事に、実は今までまーったく手を付けていなかったのです!!!一年たってしまった、、、

いつも心の片隅で読めー読まなきゃいかんーと思っていて、長い事本棚で熟してしまった本です。ついに読む事にしました。

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この本ですね、現代中国の架空の島を舞台に悲しく奇妙で、ちょっと恐ろしい(私には十分怖かった)3つの短編が収録されています。

作品は現実離れしているような気もしますが、もしかしたらそんな事も広い中国どこかで起きてるのかもしれないとおもって背筋がぞくっとします。


これで他の中国人作家の本を読んだり、中国出身の学校の友人と話していて気づくのは、中国って隣の国なのに知っている事に関しては凄く少ないな、と。


もう少ーし現代中国を舞台にした小説読んでみたいなという気持ちにさせる作品です。

長い夜を持て余している人におすすめ。


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好きではないのですよ。飛行機の長旅。
さて今回の日本行き、十数時間にわたるあまり好きではない長旅を支えるのは読み物です!!

今回はいい塩梅にプーさんのお友達アンディーが先月長編小説を出版したのでそれを旅のお供にします。
先日の出版パーティーは華やかにハンブルク港に浮かぶカープ サンディエゴ号で行われ、同時に彼によっていくつかのパートの朗読がされたのですが、前作より柔らかく、それに加え彼お得意の皮肉な滑稽さもシュールリアリズム的場面とともに良い感じで沢山盛り込まれていました。


das große Leuchten
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ルパートとその異母兄弟ローベルトの二人の男の子達は姿を消した
ペルシア人移民の父をもつ奇想天外な少女、幼なじみのアナをさがして、ドイツの片田舎からイランへさらにカスピ海へ向かいます。その途中途中彼らが経験する奇妙な試練。
このアナを探す旅は現実を、そして夢と考え方に恐れを持つことを必要としない真実の故郷を探す旅でも有るかもしれない、、、と言った感じ。
まあ詳しいことは読んでからのおたのしみ。

長旅にだけでなく、読書の秋、なにを買おうか迷っている皆様、おすすめです。


出発前に必要な物ってほかにもあるでしょうって?
お土産忘れてませんよ。ご心配なく!
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ラントルスト(田舎を求めてとか 田舎気分、、、かな)
ラント ウンド ベルゲ(田舎と山)
ハイマート(故郷)


これらの雑誌は  ドイツのカントリーライフスタイルと言ったらよいのでしょうか。 田舎暮らしやガーデニング、畑作りや、家畜や野生の動物について、 また地方の伝統、 習慣なんかを季節ごとに紹介している雑誌なのです。
うちの母が愛読、、、彼女はもっぱら写真をみて楽しんでいるらしいのですが、親子共々お気に入りの雑誌です。


田舎にある私の実家には庭やら畑やらがあって、両親が手入れしている訳ですが、かれこれ4年くらい前ですね、母から素敵なお庭を造るのになんか参考になりそうなものがあったら送って!
と言うリクエストに応えるため、定期的に購入し始めたのです。探し始めた当時はランドルストのみで、その他の田舎シリーズ全然なかったのですよ。
ここ2年くらいにどんどんラント(田舎)がついているものが出版されだして、2ヶ月おきくらいに5、6種類のそれ系の雑誌を見かけるようになりました。

さすがに数年読み続けるとどこかで以前みたなあと言うことが多くなってきたのですね、まあ毎年同じものみてもつまらないだろうし、もういいかなあなんて勝手に解釈して、しばらく母に送らずにいたら 向こうでは楽しみにまっていたのですね。催促がきたので久々に本屋さんにてとりあえず内容チェックにといくつかの本のページをぱらぱらとめくってみたのです。
どの本でもちょうど秋特集とかやっているのですよ。 素敵でした。
自然へのハイキングやスポーツの様子 子供と楽しむ木彫り教室などなど。田舎レストランの様子なんて特にぐっときましたねえ。
地方の田舎レストランの料理にはリゾートホテルのレストランなんかと違ったなにか力強い魅力があるのです。いつも食べ物優先、、、
もちろんリンゴの収穫の話やワインの醸造の記事も満載です。やっぱり食べもの、、、
山の動物の飼育の様子とかおいしいチーズの製造される現場とか。ああ、もうお腹いっぱい、、、

ともかく

これらの田舎系雑誌ですね
お互い似たり寄ったりにもかかわらず種類が豊富なのはやっぱりどこの出版社も自信をもって今、田舎が旬!と思っているからでしょうか、

日本に限らずですよね、ドイツだって都会にすむ人口が増えて、働いている時間が長くなると、田舎の様子をみて何か想像したり、実際週末にでも自然を体験しに出かけて、息抜きをーーーなんてことを考えるのに雑誌があると重宝するのかな。
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フランカ ポテンテ ご存知でしょうか?いまやドイツだけでなくハリウッドでも大女優になった彼女。私はベルリン来る直前、ローラ レント(邦題は ラン ローラ ラン ) という映画で初めて彼女を見ました。当時の感想としては力強い感じの女優さんだなーって。その数年後、有名な映画では、ボーン アイデンティティーでマット デイモンと共演しています。

彼女ですね、小説を出したのですよ。
タイトルは、zehn (ツェーン)ドイツ語で10という意味です。日本が舞台で10のショートストーリーからなる作品です。

わたし現代の小説ってあまり読まないのですが、プーさんのお父様が読書気違いでですね。もう時間があればあれをを取り寄せこれを取り寄せ、、、面白いものがあると私たちにも情報が来ます。いやー情報というより、もうアマゾンで本が家に届いていると言った方が良いです。

イタリア出発直前、彼から私宛てに フランカ ポテンテのこの zehn が届きました。せっかくいただいたのに、こちらに来てからは、なんだかんだで時間がなくて、、、しかしようやくにフィレンツェ、ローマ間の電車の良い道連れとして読み切る事ができました。



フランカ ポテンテは仕事の為に日本に滞在する機会が多かった様です。色々な人たちから話を聞いたり、自分で経験してみたり、そこからいろいろなイメージがわいて来たのでしょうね。

文体はかなり簡潔、読みやすくありますが、第一印象ですが文学としては少しあっさりし過ぎかなあ。
とりあえずもう一度読んでみようとおもいます。

内容ですが、古い文化や新しい文化と、様々な世代の主人公の目を通してみた日本の様子が上手に取り合わされた言える作品です。
まるで日本人が書いたのかなと思える様な箇所が作品では所々に見られ、彼女の感性はなかなかのものだなあって結構感心。それにしてもやはり、これは無いぞと思う所も幾つか見られましたが、まあそこは大目に、、、
それにしても それにしても、それにしても やっぱり、、、
登場人物の名前が(たまに)凄い、これにはかなり参りました。たぶんこれが無かったらこの小説は三割増の成績 (?) を取れただろうにと思うのです。大変もったいない。


ドイツで今一番有名とも言える女優さんの書いた作品、きっと日本版出るのではないかなあ。
ドイツ語勉強中の人にもちょっとだけお薦めです。
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秋の夜長にはワインと本とかどうでしょうね。
フラムクーヘンとワインを堪能しお腹いっぱいになった後は再びフォーベルクに行ってきました。

我らが作家先生、アンディーの新しい長編小説が書き上がりそうで、しかも今回は代理人を通して出版社と交渉し始めたとの事。そんなわけでお祝いです。

私たちが先に展示をしたギャラリースペースにてワイン数本ととビールを3ケースと、とても簡単に、気の知れた十数人の仲間で集まりました。お互いの共通の友人が多く来ていたため、私にとってもローマ出発の前に彼らに挨拶をするいい機会にもなりました。


彼はまだライプチッヒのリタラトゥーアインスティテュートで勉強中の学生ですが、短編小説をハンブルグの比較的新しい出版社、マイリッシュ出版という所から数年前にすでに一冊出していて、その作品はいくつかの賞をとったこともあり話題の作品です。
「ジャッキー イン シルバー」というタイトルです。私も読みました。若い人たちが主人公のおもしろ悲しい短編が詰まっています。若者の言葉が結構使われているため?な所もありますが、各ストーリーがそれほど長くないのでさらっと読めます。ドイツ語練習中の人(中級くらいかなあ)にもお勧めできるかなー。

私がドイツ ベルリンに来た当時プレンツラウアーベルグのリヒェナー通りに3年近く住んでいました。この近辺はロシア出身、随筆「ロシアンディスコ(Russendisko)」、「ショェーンハウザーアリー(Schoenhauseralee)」で有名なウラディミール カミーナが住んでいて頻繁に彼の作品の舞台になっていた地域です。
 外国人の目を通したベルリンがドイツ語を母国語にしない人によってドイツ語で書かれています。比較的簡単なドイツ語ですね。それで当時はドイツ語の勉強をかねていくつか彼の作品を読みました。ドイツ語初心者の私にも楽しんで読めた記憶があります。ほとんどが2、3ページのエッセイで、始めの頃は興味のあるタイトルから試したものです。
こちらもドイツ語に感心のある方におすすめです!

http://www.andreasstichmann.de/autor.php

http://www.hagalil.com/archiv/2001/10/russendisko.htm

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