運慶の木、ミケランジェロの石、、、 と、私とギプス

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展示用に古代神殿の円柱のアソシエーションでギプス(石膏)の彫刻を作っています。実はわたし立体的な物を作るのって慣れていなくて全然要領を得ないのです。粉まみれで悪戦苦闘しながらも、ギプス工房の先生ウラの指導でちょっとずつ前進してるかしら〜?
それにしても
昔の人達どうやってあんなもの作ったのか、、、ウン千年前にしかも本物の大理石、、、

大理石というと
フィレンツェのアカデミア美術館、何回か訪れましたが、やはりミケランジェロのダヴィデ、プリッジョーニ(囚人達)凄かったー。

彫刻家が石をどうやって彫って行くかってあまり知らないのですが、
一般的に石の側面に下絵を写したり、写さなかったり。全面を大まかに彫り出し、細部を次第に仕上げて行くのではないでしょうか、巨匠ミケランジェロはというとですね、どこで聞いたか忘れてしまいましたが、正面から彫って行ったらしいです。

アカデミア美術館で見る囚人達は未完成のまま展示されています。側面を均等に彫ってある訳でははく、本当に正面から彫られていたのですよね、作品は奇妙に石の中に取り残されているような感じでした。


漱石が夢十夜のなかで、語り手と若者の会話として仁王を彫る運慶の仕事ぶりを書いているのですが、彼の場合、木にはいっている仁王を彫り出すだけなのですって。木にの中にはすでに仁王がいるのですよ。いい具合に言ったものだなあと思うのです。
それを思い出すと、もちろんミケランジェロの彼らも、もともと大理石の中に入ったいたのだろうなあ。そして閉じ込められていた彼らを掘り出す(助け出す)と言った感じを受けます。
プリッジョーネ(囚人)は奴隷像として彫られた様ですが、しかしどちらかといったら完全に掘り出してもらえなくて大理石のなかに囚われの身(囚人)と言ったらいいのでしょうか。ルネッサンスの時期にあって当時に作られた神話のような感じがしませんか?


所で私の円柱ですが、、、ギプスをこねてもこねてもなかなか柱は現れません、、、やっぱり巨匠のようにはいきませんねえ、、、(比較の対象が悪いでしょうか)
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直径80センチの土台部分、ウラと二日がかりで作成。
柱の高さは約280センチの予定。あくまで予定、、、完成への道のりは長くなりそうです、ただの円柱なのに、、、展示に間に合うかしら、ちょっと心配 ううー。
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by rondine11 | 2011-05-17 08:23 | 学業 | Comments(1)
Commented at 2011-05-20 00:25 x
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