Mercati di traiano トラヤヌス帝の市場
ローマ滞在も残り数日、ベルリンからの友人達といっしょに美術館、博物館の見納めをしています。私の独断のお薦めをめぐっているのですが、その中で,トラヤヌス帝のマーケット、この半年で何回訪れた事か、、、10回は最低訪れていますが、今回始めて下の部分(地上階)に降りる事が出来るのを知りました!
見てない所もあったのねー。しかもたいへん感動的でした。遺跡の上に立つのー!この石畳の上を2千年以上前の人達も歩いていたのです。ここにはマーケットがあって、生活があって、、、
周りの幾つかのフォーラムは紀元前からたてられていましたが、Mercati di traiano トラヤヌスの市場は紀元100年から110年にたてられた物だそうです。それから長ーい時間をかけて色々な使われ方をしながら、20世紀に遺跡の復元がされました。
私、想像力あまり豊かではないので遺跡見ても一番始めて来た時は、もの凄く古いんだなあ(止)と具体的な街の様子は、なんだかちっともイメージできなかったのですけれど、入り口ホールの部屋で10分くらいの復元予想の映像が流されています。2、3回目に訪れて時間があったときに試しに見てみたら、これが私の想像力の欠落を助けてくれる凄く頼もしいイントロダクションだったのです。2000年以上の歴史を10分で見る!激的遺跡ファンではないのですが癖になり(とても気に入った)その後何回も足を運ぶ事になりました。
しかし、これが無かったら遺跡を見たときの感動は半減していたことでしょう。お子様用にみえるコンピューターグラッフィックの映像だって見逃せないものだなあ。
19世紀の発掘様子、中世の修道院がたてられていた時代、 西ローマ帝国の滅亡後、土砂に埋もれたり、また徐々に大理石などが他の建築へ転用され、ほぼ廃墟のようにも見える時代、トラヤヌス、アウグストス前後の荘厳にそして華々しく栄えていた古代ローマ時代、と時を追うように見る事が出来ます。
しかしこれだけの復元予想できるのは凄いなあと古代の様子に関心しながらもちろん現代の研究技術にも感心してしまう。
この日始めて間近にみた下の遺跡の部分は先日の雨や、好天が影響してか、地面には若い緑がとっても鮮やかでした。
遠い昔の時代もこの草花はここに咲いたのでしょうか、どんどん暖かくなればいい。
by rondine11
| 2011-03-26 06:27
| ローマ