サンティ クワットロ コロナーティ教会          Santi Quattro Coronati


e0211204_252110.jpg


e0211204_261389.jpg


サンティ クワットロ コロナーティ教会なのですが、サン ジョバンニ イン ラテラノ教会からコロッセオに向かう細い道 Via dei SS. Quattro をどんどん行くと見つかります。

初めはちょっとその佇まいに怖じ気づいてしまいました。なんだか周りに人気が無いこともさながら、ひどく古ぼけて、見放された感じ、しかも入り口の脇の大きな植え込みには浮浪者の生活セットがあるし 、、、しかしちょうど門から出て来たおじさんが、とても素敵な教会だから見て行くのがいいよ、って修道院がついていて、礼拝堂も美しいものがあるから、と薦めてくれたので入ってみる事にしました。

その歴史は四世紀からと古くティトゥルス(名義教会)から始まり、教皇ミルティアデスが教会建設に着手したそうです。
ローマはバロックの街なので、この教会の様な外観を残している教会はそれほど見かけません。
もちろん古い教会は沢山あるのですが、時代とともに修復されて元のスタイルが失われてしまっている所が多いのですね。
ここでもバシリカ内ではバロックスタイルを強く感じますが、それと同時に修道院入り口の隣にあるシルベストロ礼拝堂のような中世のフレスコも状態よく保存されています。

e0211204_274638.jpg



礼拝堂もほんとうは私の創作意欲を促進する様な素晴らしいものですが、
それより、なにより
秘密のキオストロ(中庭つき回廊)。
まあ実際は秘密でもなんでもなく、わたしが勝手にその雰囲気からそう呼んでいるだけなのですが、これが凄い。
キオストロへはバシリカの左側にある入り口から入るのですが、マードレが入り口の扉を開け、中をのぞいてみると何世紀も前にタイムトリップしたかのよう!
e0211204_211291.jpg

e0211204_295778.jpg



このキオストロ、1921年から1916年にかけて大規模な調査、修復がローマの数々の有名モニュメントを担当したアントニオ ムニョスによりされました。

それにしても本当に13世紀の空気が一面に漂っています。
コスマティ装飾も優雅。そしてアーチの内側のフレスコによる模様ですが、白と黒の三角、赤と青緑のドロップ型、やはりオリジナルに基づき修復されています、中世の修道院の中庭にこのような装飾が使われていたと思うとなんだか不思議な感じがするのです。とても近代的にみえません?
大分重要な、かつ有名な教会のようですが、少し謎めいた雰囲気のある、わたしのお気に入りの作品の観られる場所の一つです。

e0211204_216376.jpg

e0211204_2142289.jpg

[PR]
by rondine11 | 2010-12-13 02:35 | ローマ | Comments(2)
Commented by cucciola at 2010-12-15 06:48 x
rondineさま、

こんばんは!
私もこの教会、大好きなんです。キオストロは神秘的ですよね。私が行ったときには尼さんがキオストロの一角で立ったまま聖書を読んでいて、私は一人でグルグルと見学したのを思い出しました。屋根から落ちてきた水のしずくがキオストロの中心にある洗礼盤のようなものに落ちてまるで別世界でした。
確かこの教会は戒律が厳しいことで有名なアウグスティーナ派の尼僧院だったと思います。すべてが中世のまま止まってしまったみたいですよね。外から見るとごつい城砦みたいで、それがまた素敵で。
rondineさんの記事で改めてお勉強させていただいてありがとうございました!
Commented by rondine11 at 2010-12-15 23:55
Cucciolaさま コメントいつもありがとうございます!

Cucciolaさまもきっとこういった感じ好きじゃないかなあと思ったのです。
ひとりでぐるぐるは本当にあの場にぴったりですよね。静寂が作る緊張と外の世界からまもられた不思議な安心感を味わえるようなきがします。
この洗礼盤風の噴水お気に入りなのです!だいぶ歴史があって、やはりアントニオ ムニョス氏によって1913年に設置されています。1627年、枢機卿ヴィドニによって修復
され、中庭のいずれかの位置にあった噴水の一部である土台の柱と上の2段式水たまり部分を使用しているらしです。ライオンの顔の彫刻がかわいらしくて、、、心和ませる物があります。